2023年のプロ野球前半戦が終わっての広島東洋カープ

まさかの2位フィニッシュ!?

いやいや、これぐらいやれるチーム力ですよ。と言いたいところですけど、流石にここ数年あの体たらくだったチームが、ここまでやってくれるとは中々予想外だったのではないでしょうか?

開幕前に6位に予想してた評論家どもは許さないけどな。

前半戦、カープがここまで良い順位につけてるのは、なんと言っても「大型連敗をしていない事」という事に尽きると考えます。プロ野球っていうのは長いシーズン戦、何だかんだで滅茶苦茶強いチームでも3割は負けるし、滅茶苦茶弱いチームでも3割は勝つのです。

つまり、3連戦を全部2勝1敗で終わらせたら、勝率.667になってほぼ優勝できるものなのです。いや、机上の空論ですけどね。

カープは大型連勝をガンガン繰り返せるほど強いとは思いませんが、大型連敗を繰り広げるほど弱くもない。そんな中、時々は3連勝以上の連勝をしながらも、なかなか3連敗はしないというのは、なかなか良いペナントレースの戦い方ではないでしょうか?

今シーズンから指揮を取る新井新監督なのか、藤井ヘッドコーチのおかげかは解りませんが、首脳陣は優秀と考えて問題無いでしょう。

新井さんの良いところは、監督インタビューで絶対にネガティヴな事は言わないところです。まぁ、我々の見えないところではどうかは知りませんけど、マスコミ経由で首脳陣の愚痴を目にする事が選手時代に嫌だったのでは無いでしょうか。選手に出来ると言い聞かせて、選手の力を引き出していく。一軍の監督っていうのは、そういうモチベーターで良いと思うのです。

もっとも、情に厚すぎるんじゃないか?的な不安視は開幕当初から言われてまして、ケガで不調の栗林に対する扱いなんかは、ネットで叩かれてましたけど、あれだけフォローした上でダメだったという事で、選手だって納得して二軍に行くことになったと思うのですよね。栗林の事をもっと早く見切っていれば首位だった的な意見もありますが、一度負けたらお終いのトーナメントじゃないのです。ペナントは40試合は負けても良いのです。

他にも積極的に休養を入れたり、中継ぎの連投は上手く散らしたりと、監督としてできる事は最大限にやってると考えても良いでしょう。

さて、何だかんだで開幕前に不安視してた事はいくつか現実のものとなっています。

例えば開幕前のスタメン予想などで、外野手は秋山、西川、野間。みたいによく書かれてましたけど、戦力で考えればその通りで当たり前なんですけど、それじゃダメなのですよ。

今のカープの最大のウィークポイントは、中堅野手が全く育ってないという事です。今はちょうど西川が怪我で離脱して、大盛とかがスタメンに並んでますけど、実力でベテランを追い越す選手が出てこないと新陳代謝が進みません。

カープ選手はベストメンバーであれば、他球団並み、あるいは他球団以上のメンツですけど、やはり選手層が薄いのです。

無論、選手を育てるのは一軍の仕事じゃないかもしれませんが、選手全員が不調もなく怪我もなくシーズンを戦い切れるわけがないので、いい若手が出てきて欲しいし、そうした若手に試合に出るチャンスを与えて欲しいと思う次第であります。

ちなみに去年5位のチームが今2位につけてる理由の大半は、去年前半で離脱してしまった床田投手が元気でいる事だと思ってますw

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